メールで「(三菱UFJ銀行)お取引目的等のご確認のお願い」といった文言が含まれている場合、そのメールは正式なものではなく、詐欺の疑いがあることに注意が必要です。
詐欺師が三菱UFJ銀行の名を騙って、リンクをクリックさせようとする偽のメールを巧みに作成しているのです。
このようなメールを受け取った時は、リンクをクリックすることなく注意を払うべきです。
この記事では、この種の詐欺メールに対する警戒を呼びかけ、詐欺メールに共通する特徴について詳細に解説しています。
不審なメールを受け取り、不安を感じた場合には、この記事に記載されている情報を参考にして、安心して対処できるようにしましょう。
三菱UFJ銀行を利用していない
私は三菱UFJ銀行を利用していないので、ここからのメールが来ることは通常考えにくいです。
三菱UFJ銀行を利用していない他の人も、同様にそのようなメールが届いた場合、それがスパムメールである可能性が高いと考えられます。
したがって、そのようなメールは受信したらすぐに削除することをお勧めします。
メールの送信元アドレスが不審
受信したメールのアドレスが「mail_info_m1ax_MUFG_028111@kj-north.jp」であり、これは三菱UFJ銀行の通常使用されるアドレスとは異なります。
三菱UFJ銀行の公式メールは、通常以下のドメインから送信されます。
@direct-11.bk.mufg.jp
@mufg.jp
@personal.bk.mufg.jp
@bkmail.dccard.co.jp
@debit.bk.mufg.jp
これらのドメイン以外からのメールは、詐欺の可能性が高いため、受信した際には十分な注意が必要です。
リンクのURLが不審
メール内の「▼ご取引目的確認」のリンクは三菱UFJ銀行の公式サイトに見せかけていますが、実際のリンク先は、
「https://u44892397.ct.sendgrid.net/ls/click?upn=u001.WojhlRsQmHNcQZNbLVKq38PIxW8oOM2LVwaWnQqIPiW8oVs7GcKECVj6ZMIsTAxpZJyP_ORiFzfPmXdj8uQ2tyq3xdxPKHHV7ykRMTDyjBReYoxxiNWHEyYSXkodx3h8WgP-2FIt7A-2Bc8od9E8bdyiClHFGVCl1xzvGJICLqN17rueaYL4Ja86i0avd-2FYKGCy4h7i2sOHYxG-2FOWwdwxIpO1AADkp6I3Y4djOHOaT9KwTMmRvebkwYYdJKV4wQfVx9MhlYKDUZT5nag07GEnR75taLObKg-3D-3D」
です。
めちゃくちゃ長い…
このURLは、三菱UFJ銀行の公式URLとは明らかに異なります。
三菱UFJ銀行の公式URLは以下のとおりです。
https://www.bk.mufg.jp/*** (当行ホームページ / トップページ)
https://direct.bk.mufg.jp/*** (当行ホームページ / 三菱UFJダイレクト)
https://entry11.bk.mufg.jp/*** (三菱UFJダイレクト / ログイン画面)
メールをPCで確認する際は、リンクを直接クリックせず、マウスカーソルをリンク上に置いて、ブラウザの左下に表示されるURLを確認するのが安全です。
不審なウェブサイトにクレジットカードや個人情報を入力してしまった時の対処法
このような場合は、すぐにカード会社に連絡して対応を依頼することが重要です。
カード会社は通常、このような問題に迅速に対応してくれます。
クレジットカードの裏面に署名をしておくことで、不正利用があった場合の保護が強化されます。
もし住所、氏名、電話番号などの個人情報を入力してしまった場合でも、対策は限られますが、不審な連絡やスパムメールに対して常に警戒することが必要です。
また、カードの利用を一時的に停止することで、さらなる被害を防ぎ、損害を最小限に抑えることができます。
「(三菱UFJ銀行)お取引目的等のご確認のお願い」の内容
平素より、三菱UFJ銀行をご利用いただきありがとうございます。
三菱UFJ銀行では2024年6月より金融庁の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づき、お客さま情報やお取引の目的等を定期的に確認させていただいております。お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。
※なお、確認させていただく時期はお客さまごとに異なります。
※2024年06月25日までに「お取引目的等のご確認へ」より、お取引の目的等のご確認をお願いいたします。
▼ご取引目的確認
※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。
※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。
▽お客さま情報等の定期的なご確認にご協力ください
【ご注意】
・お客さま個別の事由で口座のお取引が制限されている場合、本件のお手続きを完了しても制限は解除されません。
・その他重要なお手続きのご案内が表示される場合があります。ご案内を確認後、回答画面が表示されます。
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何とぞご理解、ご協力のほどお願いいたします。
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インターネットバンキングヘルプデスク
0120-895-610(フリーダイヤル)
050-3786-7018(通話料有料)
※21:00~9:00の時間帯はご照会のみ承ります。
お手続等は改めてお時間を頂戴する場合がありますのでご了承ください。
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■編集・発行:株式会社三菱UFJ銀行
[登録金融機関]関東財務局長(登金)第5号 [加入協会]日本証券業協会一般社団法人 金融先物取引業協会
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
■本メールの送信アドレスは送信専用となっております。返信メールでのお問い合わせは承りかねますので、あらかじめご了承願います。
――Copyright(C) MUFG Bank,Ltd.All rights reserved.――
まとめ:「(三菱UFJ銀行)お取引目的等のご確認のお願い」は迷惑メール!
特に三菱UFJ銀行を利用していない方は、このようなメールを受信すること自体が疑わしいと感じるでしょう。
利用していない銀行からのメールはスパムである可能性が高いため、すぐに削除することをお勧めします。
また、メールの送信元アドレスが不審である場合も注意が必要です。公式のドメイン以外からのメールは詐欺の可能性が高いです。
さらに、リンクのURLが不審な場合も詐欺の可能性があります。
公式のURLと異なるリンクはクリックせず、ブラウザの左下に表示されるURLを確認するのが安全です。
不審なウェブサイトにクレジットカードや個人情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡して対応を依頼することが重要です。